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都心で27cmの積雪を記録し20年ぶりの大雪となった先週末の関東地方。翌日、雪の積もった路上や公園にはそこかしこに雪だるまなどの雪像が造られ、道行く人の目を楽しませていた。中でも特に気合の入った作品はTwitterにアップされ、多くの人に共有されている。
だがしかし! 雪の王国・北海道(今適当に付けたキャッチコピー)の本場の雪像はこんなものではない。2月11日まで開催された『第65回さっぽろ雪まつり』で展示されていた198の氷雪像の中から、まずはこちらの大雪像をご覧いただこう。
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7丁目会場に現れたこの『スルタン・アブドゥル・サマド・ビル』は、マレーシア・クアラルンプールに実在する旧連邦事務局ビルをモデルに造られた高さ18m・横幅28m・奥行20mの大雪像。
制作したのは陸上自衛隊第11旅団。ある種のアレルギーのある人は「なんで自衛隊が雪遊びなんかしてるんだ!」と思われるかもしれないが、これもれっきとした野戦築城訓練の一環なのだ。このような大規模な雪像は、切り出した雪のブロックを積み上げ、それを削り出すことによって造られる。この工程は、塹壕を掘り土のうを積み上げて防御陣地を構築する野戦築城そのもの。500台ものトラックで大量の雪を運ぶ作業も、部隊運用のためのいい訓練となっているはずだ。
1955年から『さっぽろ雪まつり』の大雪像制作に協力してきた陸上自衛隊の雪像制作技術は、規模と芸術性の両面において、もはや並ぶもののないレベルに達しており、市民への技術協力なども行っている。今年は季節外れの降雨で制作中の雪像が溶け出すアクシデントに見舞われたものの、無事3つの大雪像を完成させ、200万人以上の観光客がその白銀の造形美に酔いしれていた。
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時計台が前にせり出しているのは見栄えのためではなく、制作中に襲来した暖気で溶けて傾いてしまったせい。5日午前には世界各国の大臣・大使ら政府要人を招いて開会式が行われ、第11音楽隊のファンファーレで華を添えた。
ちなみに第11旅団には、太平洋戦争終結後、日ソ中立条約を一方的に破って侵攻してきたソ連赤軍を海に追い落として北海道を守り抜いた戦車部隊の士魂を受け継いだ精鋭機甲部隊・第11戦車大隊も配置されている。
●5丁目会場『大雪像 ウインタースポーツ天国、北海道!』
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こちらも自衛隊が制作協力。ソチ五輪での日本人選手の活躍と『2017アジア冬季札幌大会』を応援するために企画された。
●8丁目会場『大雪像 イティマド・ウッダウラ(インド)』
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インドの観光都市・アーグラーにある白大理石の建物を、陸上自衛隊が延べ3800人、30日かけて制作。18時以降は特殊ライトアップとプロジェクションマッピングイベントを開催。
●2丁目会場『大氷像 ハートの宮殿』
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ハートをシンボルとした大氷像を中心に、人の優しさやぬくもりが集まる広場をイメージ。後方はさっぽろテレビ塔。街路樹もライトアップされていて、雪が深々と降る夜の大通公園は本当にキレイ。
●4丁目会場『大氷像 台湾-伝統とモダン』
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気軽に行ける観光地として注目の高まる台湾から、『台北101』『国立故宮博物院』『台湾高速鉄道』をイメージした大氷像。個人的には、氷雪像のグラデーションと色彩が豊かになる夜の部のほうが好み。ライトアップは22時まで実施された。
●7丁目会場『大雪像 すべてにLOVEを』
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人間愛・動物愛・環境への愛を形に。子供が楽しめる滑り台も。
●10丁目会場『大雪像 be ポンキッキーズ in さっぽろ雪まつり』
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40周年を迎えた『ポンキッキーズ』にちなんで制作。フジテレビ関連のイベント中継なども行われた。
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その他の会場では、市民有志による雪像80基を展示。ふなっしー、「お・も・て・な・し」、例のライオンなど、流行りネタにほっこり。
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札幌は『初音ミク』の開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアのお膝元。大通公園11丁目会場では『ねんどろいど 雪ミク Magical Snow Ver.』展示のほか、雪ミクラッピング自販機設置、限定グッズ販売、ミクダヨーラーメンなどの飲食販売が行われた。新千歳空港ではKEI氏の新作イラストが展示された。
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こちらがミクダヨーラーメンのみそ味。もちろんトッピングのネギはマシマシ(100円)で。ラーメン二郎のボリュームを期待するとちょっとガッカリだが、屋台ラーメンにしてはなかなかの味だった。
第65回さっぽろ雪まつり公式サイト
http://www.snowfes.com/
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
■著者データ
ガジェ通ウェブライター
ウェブサイト: http://rensai.jp/
TwitterID: anewsjp
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都心で27cmの積雪を記録し20年ぶりの大雪となった先週末の関東地方。翌日、雪の積もった路上や公園にはそこかしこに雪だるまなどの雪像が造られ、道行く人の目を楽しませていた。中でも特に気合の入った作品はTwitterにアップされ、多くの人に共有されている。
だがしかし! 雪の王国・北海道(今適当に付けたキャッチコピー)の本場の雪像はこんなものではない。2月11日まで開催された『第65回さっぽろ雪まつり』で展示されていた198の氷雪像の中から、まずはこちらの大雪像をご覧いただこう。
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7丁目会場に現れたこの『スルタン・アブドゥル・サマド・ビル』は、マレーシア・クアラルンプールに実在する旧連邦事務局ビルをモデルに造られた高さ18m・横幅28m・奥行20mの大雪像。
制作したのは陸上自衛隊第11旅団。ある種のアレルギーのある人は「なんで自衛隊が雪遊びなんかしてるんだ!」と思われるかもしれないが、これもれっきとした野戦築城訓練の一環なのだ。このような大規模な雪像は、切り出した雪のブロックを積み上げ、それを削り出すことによって造られる。この工程は、塹壕を掘り土のうを積み上げて防御陣地を構築する野戦築城そのもの。500台ものトラックで大量の雪を運ぶ作業も、部隊運用のためのいい訓練となっているはずだ。
1955年から『さっぽろ雪まつり』の大雪像制作に協力してきた陸上自衛隊の雪像制作技術は、規模と芸術性の両面において、もはや並ぶもののないレベルに達しており、市民への技術協力なども行っている。今年は季節外れの降雨で制作中の雪像が溶け出すアクシデントに見舞われたものの、無事3つの大雪像を完成させ、200万人以上の観光客がその白銀の造形美に酔いしれていた。
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ちなみに第11旅団には、太平洋戦争終結後、日ソ中立条約を一方的に破って侵攻してきたソ連赤軍を海に追い落として北海道を守り抜いた戦車部隊の士魂を受け継いだ精鋭機甲部隊・第11戦車大隊も配置されている。
●5丁目会場『大雪像 ウインタースポーツ天国、北海道!』
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こちらも自衛隊が制作協力。ソチ五輪での日本人選手の活躍と『2017アジア冬季札幌大会』を応援するために企画された。
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インドの観光都市・アーグラーにある白大理石の建物を、陸上自衛隊が延べ3800人、30日かけて制作。18時以降は特殊ライトアップとプロジェクションマッピングイベントを開催。
●2丁目会場『大氷像 ハートの宮殿』
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ハートをシンボルとした大氷像を中心に、人の優しさやぬくもりが集まる広場をイメージ。後方はさっぽろテレビ塔。街路樹もライトアップされていて、雪が深々と降る夜の大通公園は本当にキレイ。
●4丁目会場『大氷像 台湾-伝統とモダン』
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気軽に行ける観光地として注目の高まる台湾から、『台北101』『国立故宮博物院』『台湾高速鉄道』をイメージした大氷像。個人的には、氷雪像のグラデーションと色彩が豊かになる夜の部のほうが好み。ライトアップは22時まで実施された。
●7丁目会場『大雪像 すべてにLOVEを』
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人間愛・動物愛・環境への愛を形に。子供が楽しめる滑り台も。
●10丁目会場『大雪像 be ポンキッキーズ in さっぽろ雪まつり』
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札幌は『初音ミク』の開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアのお膝元。大通公園11丁目会場では『ねんどろいど 雪ミク Magical Snow Ver.』展示のほか、雪ミクラッピング自販機設置、限定グッズ販売、ミクダヨーラーメンなどの飲食販売が行われた。新千歳空港ではKEI氏の新作イラストが展示された。
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こちらがミクダヨーラーメンのみそ味。もちろんトッピングのネギはマシマシ(100円)で。ラーメン二郎のボリュームを期待するとちょっとガッカリだが、屋台ラーメンにしてはなかなかの味だった。
第65回さっぽろ雪まつり公式サイト
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■著者データ
ガジェ通ウェブライター
ウェブサイト: http://rensai.jp/
TwitterID: anewsjp
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