文化庁推計によると、この1年間で、海賊版などによる日本のコンテンツ被害額は、中国の違法サイトのみで年間約5600億円にのぼるそうです。違法にコピーされた日本のマンガやアニメをインターネットのサイトで無料公開するなどの被害が後を絶たないことから、政府はアニメ制作会社や出版社などと協力し、今後、より大規模な対策に乗り出すことを発表しました。
その一環として本日公開された、“海賊版撲滅”メッセージの動画が話題を呼んでいます。公開元の“MAG(Manga-Anime Guardians)Project”は、出版社、アニメ制作会社の枠を越えたマンガ・アニメの”輝ける未来”を考えるプロジェクト。冒頭、「マンガ・アニメを愛するみんなへ。」というテロップが表示される動画は、かきふらいのマンガ原作による人気テレビアニメ『けいおん!』の主人公・平沢唯による「みんなー、本当にありがとうね!」というセリフに始まり、ドラえもん、映画『サマーウォーズ』のヒロイン・篠原夏希、鬼太郎、『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスたちの「ありがとう」が続きます。さらにその後もみんなが知っているあんなキャラクターやこんなキャラクターが続々と登場し、マンガやアニメのファンならずとも、見ているだけでワクワクするような内容です。
最後には、「マンガ・アニメの未来を守ってくれて ありがとう。」という、正しい形でコンテンツを楽しむマンガ・アニメファンへの感謝のメッセージとともに約2分間の動画は終了。一つひとつの出版社やアニメ制作会社の協力なしには決して実現しない、感動的な大作と言えます。
この動画を観た人なら、正しいカタチのコンテンツが持つパワーを実感し、“海賊版撲滅”にきっと賛同できると思います。その内容を、ぜひ、みなさんの目で確かめてみてください。
[MAGP] Thanks, friends(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=qhn3YKqMH3M [リンク]